今日はユアユニで学んだのは財務についてです。
自分の中でも勘違いしてた所だったので、今回の講義で気付けたので書いてみました!!
情報を見直す力をつける
成功する事業を築くためには、情報をどれだけ正確に、そして幅広く収集できるかが重要です。ただし、情報は量だけでなく「質」が最も大切です。不正確な情報や信頼性の低い情報を基に判断すれば、事業に致命的な影響を与える可能性があります。ここでは、効果的な情報収集のポイントを解説します。
仕入れ情報の比較
例えば、商品を仕入れる場合、同じ商品でもどの国や業者から仕入れるかによってコストが大きく異なります。仮にフィリピンで仕入れると1個10円の商品が、他国では200円になる場合、どちらを選ぶべきかは明白です。この差は、情報収集の有無によって生まれるものです。徹底的に情報を比較し、最も利益率が高い選択肢を選ぶことが、競争力を高めるポイントになります。
情報源の質を重視する
どれだけ正しい情報を得るかは、情報源の信頼性にかかっています。
例えば、「禁煙を成功させたい」と考える人が喫煙者から禁煙方法を学ぶのは合理的ではありません。同様に、店舗運営の経験がない人から店舗経営のノウハウを学ぶことも、結果に繋がりにくいです。
情報を得る際は、実際にその分野で成果を上げた経験者や信頼できるリソースを選びましょう。
信頼できる情報を得る方法
- 業界のセミナーや勉強会に参加する:ただし、講師の経歴や実績を必ず確認しましょう。
- 実績ある専門家から学ぶ:その分野で成功しているプロからの情報は実用性が高いです。
- 実地調査を行う:自分で現場を見て、一次情報を集めることも重要です。
情報の活用で利益率を向上させる
収集した情報を元に、次のような行動を取りましょう:
- 費用対効果の高い仕入れ先を選定する。
- 商品の売り方や価格設定を他社よりも優位に調整する。
- 情報を基に他社との差別化戦略を構築する。
時間管理でビジネスを効率化する
時間はすべての人に平等に与えられています。しかし、成功する人とそうでない人の違いは、時間の使い方にあります。限られた24時間をどう活用するかが、事業の成果を左右します。ここでは、時間を最大限に活かすためのポイントを解説します。
早起きの習慣を取り入れる
時間を増やす最も簡単な方法は「早起き」です。朝の時間は他人に邪魔されることが少なく、集中力が高まるため、効率的に仕事を進められます。たとえば、1日1時間早く起きるだけで、年間で365時間、つまり約15日分の時間を追加で確保できます。その時間を使って計画を立てたり、読書や学習を行うことで、日中の生産性がさらに高まるでしょう。
無駄な時間を削減する
意識せずに浪費している時間がどれだけあるか考えたことはありますか?多くの人は、SNSでの娯楽動画やニュース閲覧、スマートフォンの無意味なチェックに膨大な時間を費やしています。SNSのタイムラインを何気なくスクロールしている時間を合計すれば、1日1時間以上無駄にしている人も珍しくありません。これを意識的に削減するだけで、大きな時間を取り戻すことができます。
無駄を削減するための具体策
- SNSやスマートフォンの使用時間を記録する。
- 情報収集を決まった時間にまとめて行う。
- 必要ないアプリや通知をオフにする。
隙間時間を活用する
移動中や待ち時間といった「隙間時間」は、一見短いように思えますが、積み重ねれば大きな時間となります。この時間を有効活用することで、他の人と差をつけることが可能です。
隙間時間の活用例:
- 移動中にオーディオブックやポッドキャストを聞く。
- 待ち時間に短時間で読める記事や資料を読む。
- 5〜10分程度の時間でできるタスクをリスト化しておき、瞬時に取り組む。
目標に集中する
時間を効率的に使うには、目標に集中することが欠かせません。「自分が今やっていることは目標達成につながっているか?」と常に問いかける習慣を持ちましょう。逆に、目標に関係のない活動に時間を費やすことは、成功のチャンスを失う原因になります。
人と違うことをする重要性
ビジネスの世界では、競争相手と同じことをしていては生き残れません。他者と差別化し、独自の価値を生み出すことが市場での成功につながります。競争を避けて独自のポジションを築くには、「スキャンパーの法則」を活用するのが効果的です。この法則を使えば、今ある商品やサービスに新しい価値を付加し、競争を避ける戦略を実現できます。
スキャンパーの法則とは?
スキャンパーの法則は、既存のものに変化を加えるためのフレームワークです。以下の7つの視点からアイデアを生み出す手助けをします。
- 代替(Substitute):他の商品や素材で代用できないかを考える。
- 組み合わせ(Combine):異なるサービスや機能を組み合わせて新しい価値を作り出す。
- 修正(Modify):サイズや形状、特徴を改善し、新たな魅力を引き出す。
- 再配置(Rearrange):ターゲット層や用途を変えることで、新しい市場に適応させる。
- 活用(Adapt):他の用途や目的に適応させられないかを検討する。
- 削除(Eliminate):不要な要素を取り除き、シンプル化する。
- 逆転(Reverse):逆のアプローチやプロセスで商品やサービスを再構築する。
成功事例から学ぶ
この法則を使った成功事例は多く存在します。以下にいくつかの例を挙げます。
- ダイソンの羽のない扇風機
従来の扇風機から「羽」という要素を削除することで、安全性とデザイン性を大幅に向上させました。この「削除」の発想が市場での差別化につながり、ダイソンは革新的なブランドとしての地位を確立しました。
- 前留めブラジャー(ワコール)
一般的に背中で留めるブラジャーを「逆転」させ、前で留めるデザインを採用することで、利便性と使いやすさを向上させました。このシンプルな発想が新しい顧客層を引きつけました。
- ワークマンのキャンプ用品展開
従来は作業服ブランドとして知られていたワークマンが、「再配置」によってキャンプ用品市場に参入。同じ商品を異なる用途で販売し、売上を大幅に伸ばしました。
独自の価値を生み出すためのプロセス
スキャンパーの法則を活用するには、次の手順でアイデアを具体化しましょう。
- 現在の製品やサービスをリストアップする。
- 各視点(代替、組み合わせなど)を使い、変化を加えるアイデアを考える。
- アイデアを試作・テストし、市場の反応を確認する。
- 反応が良いものをさらに改良し、展開する。
例えば、飲食業界であれば「特定の食材を別のものに代替する」「人気メニューと新メニューを組み合わせる」といった方法で新しい商品を生み出せます
競争を避けるビジネス戦略
ビジネスの世界では、同じ市場で他者と競争することは避けられないように思われがちです。しかし、競争に巻き込まれることでコストが増大し、利益率が低下するリスクもあります。実際には「競争を避ける」という選択肢を取ることで、事業を安定させ、独自の市場ポジションを築くことが可能です。ここでは、その具体的な戦略について解説します。
競争を避けるとはどういうことか?
競争を避けるとは、既存の競争が激しい市場で同じ土俵に立つのではなく、他者が注目していない市場やアプローチを見つけることです。これにより、直接的な対抗を避けながら、自社だけの独自性をアピールできます。
例えば、価格競争に巻き込まれると利益率が低下し、サービスや商品の価値を犠牲にせざるを得ません。これを防ぐために、他社と違う価値を提供することで競争そのものを回避できます。
成功事例1:予算の集中投下
テレビ番組「家、ついて行ってイイですか?」は、予算を徹底的に「ロケ費用」に集中投下することで成功した事例です。通常、番組制作費はタレントの出演料やスタジオ設備、編集費などに分散されます。しかし、この番組ではスタジオセットを使用せず、タレントも最低限に抑え、ロケに特化しました。その結果、限られた予算で他局とは異なる価値を提供し、長寿番組となりました。
ポイント:
- 資源を分散させず、一点に集中する。
- 他者が行わない方法を採用する。
成功事例2:ワークマンの売り方の変化
作業服メーカーのワークマンは、従来の「作業服専門ブランド」というイメージから一歩踏み出し、「キャンプ用品ブランド」としても展開することで大きな成功を収めました。実際には商品そのものはほとんど変わっていませんが、売り方や見せ方を変えることで、新しい市場を開拓しました。
ポイント:
- 商品そのものを変えず、ターゲット市場やアプローチを変える。
- 異なる顧客層にリーチするためのマーケティング戦略を採用する。
競争を避けるための具体的な戦略
- ニッチ市場を狙う
- 大規模な競争が激しい市場ではなく、小さなニッチ市場にフォーカスする。
- 競合他社が見過ごしているニーズを探す。
- 独自の価値を提供する
- 商品やサービスに他社にはない要素を加えることで差別化する。
- 価格ではなく価値で勝負する。
- リソースの最適化
- すべてに投資するのではなく、特定の分野や要素に予算を集中させる。
- 新しい用途や市場を開拓する
- 既存の商品やサービスを新しい用途で販売することで、新たな市場にアプローチする。
競争を避けることのメリット
利益率の向上:無駄な競争を避けることでコストを削減でき、利益率が向上します。
市場での独自性:他者と異なるアプローチを取ることで、顧客にとって「選ばれる存在」になれます。
長期的な安定:競争が激化しても影響を受けにくいポジションを確保できます。
財務の力で経営を安定させる
事業の成功を長期的に維持するためには、財務の力が欠かせません。特に、短期的な収支(PL:損益計算書)だけでなく、長期的な財務状況(BS:貸借対照表)を正確に把握し、安定した経営基盤を築くことが重要です。ここでは、財務管理を強化するためのポイントについて説明します。
PLとBSの違いを理解する
PL(損益計算書):毎月の売上、経費、利益など、短期的な経営成績を示すもの。
BS(貸借対照表):資産や負債、純資産など、会社全体の財務状況を示すもの。
PLは「今月の成績表」に過ぎませんが、BSは「会社の健康診断書」と言えます。長期的な視点で経営の安定を目指すなら、BSを重視することが必要です。
資産と負債の管理
財務を健全に保つためには、資産と負債を適切に管理することが基本です。特に注目すべきは、以下の2つの項目です。
流動資産
現金や在庫、すぐに現金化できる売掛金など、短期間で資金に変えられる資産のことです。流動資産が十分に確保されていれば、急な支払いが発生した場合でも柔軟に対応できます。
流動負債
1年以内に返済が必要な借金や買掛金など、短期的に返済義務がある負債のことです。流動資産と流動負債のバランスが取れているかどうかを確認することが重要です。
セーフラインの確保
事業の寿命を測る指標として「セーフライン」という考え方があります。セーフラインとは、売上がゼロになった場合でも、どれだけの期間事業を維持できるかを示すものです。
計算方法: セーフライン(月数)= 流動資産 ÷ 月々の固定費
例として、流動資産が7億円あり、毎月の固定費が2億円の場合、次のように計算できます。
7億円 ÷ 2億円 = 3.5カ月
つまり、この会社は売上が完全にゼロになっても3.5カ月間は事業を続けられることになります。セーフラインが長いほど経営の安定性が高まり、予期せぬ事態に対応できる余裕が生まれます。
固定費を抑える重要性
固定費は、売上がゼロになっても必ず発生する費用です。家賃、人件費、リース代などが該当します。この固定費を適切に抑えることが、事業の持続性を高めるカギとなります。
例えば、売上が下がった場合でも固定費が低ければ、負担が軽く済みます。一方で、固定費が高すぎると売上の減少に耐えられず、事業継続が困難になるリスクが増大します。
財務管理を強化する具体策
流動資産を確保する
現金や流動性の高い資産を増やし、急な支払いに備える。
売掛金の回収を早め、キャッシュフローを改善する。
固定費を見直す
必要以上に高額なオフィスや設備を削減する。
人件費を柔軟に調整できる体制を構築する。
BSを定期的に確認する
自社の資産・負債のバランスを把握し、資金繰りのリスクを予測する。
まとめ
最後にコチラ全ての内容をまとめてみました
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